続いてNAP2010グループ展より、4作品めのご紹介は、
谷内薫氏による立体のインスタレーション作品、
「懐」
ある一定の方向性の基盤があるからこそのねじれ。
佇む作品達を眺めていると、
このねじれが作り出した一つ一つの巻き込みの入り口を、自分の中の何かが勝手に出かけていって、立ち止まって覗きこんでいるような。
静の中の動。
あるいは、“動の中の静”。
視覚に触覚が混在して、
目で触る、ような感じ。
素材と形態の関係が人に与える作用、その繊細さとある程度の共通さは言語の枠を飛び越えて私たちに備わっているもの。
その働きを、もっと日常で。
NAPツカヤマ
谷内 薫 (たにうち かおる)
1983年 奈良県に生まれる
2006年 京都精華大学芸術学部
デザイン学科テキスタイルデザインコース卒業
2007年 奈良・京都で陶芸を学ぶ
2008年 滋賀県立陶芸の森
アーティスト・イン・レジデンスプログラム スタジオアーティスト
タイトル
『 懐 』
半磁土・陶芸
コンセプト
気配———人が感じる形なきカタチ。
動き、流れ、音…
時間、温度、湿度、におい…
繋がり、距離…間…
確かに存在する目には見えないそれらにカタチを与える。
『在ル』カタチ。 ■個展:
- 2008年 谷内 薫 展(ギャラリーマロニエ・京都)
- 2009年 谷内 薫 展(ギャラリー白・大阪)
- 谷内 薫 作品展(arton art gallery・京都)
- 2010年 谷内 薫 作品展‖(arton art gallery・京都)
- 谷内 薫 展(ギャラリー恵風・京都)
■グループ展:
- 2008年 まちなかアートin信楽2008(ギャラリー蓮月・滋賀)
- 現代美術小品展(ギャラリーSUZUKI・京都)
- 2009年 第20回日本陶芸展 入選
- 第27回朝日現代クラフト展 入選
- 第29回長三賞現代陶芸展 入選
- New Friends, Art and Adventure : A Ceramic Art Exhibition
(オーストラリア国際交流基金ギャラリー・シドニー)
- NAPプレ展覧会(CASO・大阪)
- 星に願いを(neutron tokyo・東京)
- 現代美術小品展(ギャラリーSUZUKI・京都)
- 第回49日本クラフト展 入選
- 2010年 陶芸の提案2010(ギャラリー白・大阪)
- それぞれの風景展(アートスペースかおる・兵庫)
- アートフェア京都(ホテルモントレ京都・京都)
|
|