2010年10月9日土曜日

毎日、奈良のどこかで、

NAPも残すところあと3日となりました。

金木犀の香りがあちらこちらから漂うこの頃、今回は、奈良の街のどこかで毎日行われている“表現”についてご紹介致します。

パフォーマンスアーティスト、machiさん。

パフォーマンスアートの分野でもそのスタイルは様々ですが、主に自らの身体を使い、その場の持つ作用も重要な要素として表現を形作る一部となります。
偶然性も作品の成立には欠かせません。

もちろんその場に居合わせた方からの作用、あるいは与える作用も未知数です。

今回のmachiさんの取り組みは、

「NAPの会期中に毎日1パフォーマンス、
 奈良のどこかで。

 開催日時・場所は
行為直前にインスピレーションによって決定するため、事前告知をしない。
まったく目撃される可能性のない自宅自室のみ、行為場所としてNG。

感覚は偶然に・または不在、
目立たない・あるいはひそかな行為、
または日常動作にパフォーマンスを紛れ込ませる行為、
極端に短い時間の行為、など。

パフォーマンスを『みせる』手法から
はなれたものを毎日どこかで。」

machi


私はこの行為の存在を、とても大切に感じています。


目撃された方は、日常が少し脱皮するかもしれません。


NAP ツカヤマ