レトロビルで行われたNAPグループ展。
続いての作家、三好剛生の作品のご紹介。
3階に上がるとそこには群れが。
近づいてみると、
ペンギンさんでした。
その存在は圧巻。
一羽一羽の表情や、注意の向きも一つとして同じものがない。
その手がかりからは、当たり前のようで、でもなかなか視覚的にはとらえにくい身近な環境を提示してくれているかのよう。
奈良は寒くて暑いところ。
ペンギン達にとってのアイランドが、ここにもあるはず。
寒さにたえるだけじゃないはず。
つづく
NAP ツカヤマ
三好 剛生 (みよし つよき)
1979年 奈良県生まれ
2004年 広島市立大学芸術学研究科・博士前期課程修了
2005年 広島市立大学芸術学部・研究生
2007年 奈良県美術展 県展賞
タイトル
『 群想図 』
石膏
コンセプト
皇帝ペンギンは南極では秋にあたる3〜4月頃、海岸から50km〜100kmほども離れた内陸部の氷原で繁殖するという。
極寒の地の最も厳しい季節に、あえて内にこもり仲間と身を寄せ合って生きる姿に、私は奈良人としてシンパシーを感じる。
現代アートに限らずあらゆる分野において、奈良は「待ち」の姿勢ではないだろうか。
厳しい冬に耐え、ひたすら春を「待つ」群れが何かに気づき、新たな地平に歩き出す事に想いを託すものである。 ■個展・グループ展:
- 2005年 グループ展「うごくかたち」 white cube osaka/city gallery (大阪)
- 2006年 広島市立大学・漢陽大学(韓国)金属造形交流展 (広島・ソウル)
- 2007年 A-21国際美術展 海岸通ギャラリーCASO (大阪)
- 奈良県美術展 (奈良)
- 日本+波蘭=現代芸術展 大阪府立現代美術センター (大阪)
- 2008年 A-21国際美術展 Inselgarelie (ベルリン)
- 個展「Whiteout」 Gallery H.O.T (大阪)
- グループ展「遊海なアート展」 なにわの海の時空館 (大阪)
- 奈良県美術展 (奈良)
- 2009年 グループ展「遊海なアート展」 なにわの海の時空館 (大阪)
- 奈良県美術展 (奈良)
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