2012年6月29日金曜日

HANARART 2012 始動しています!

みなさまこんばんは。

いたるところであじさいが生き生きと満開の頃を迎えておりますが、季節はいよいと夏に移り変わろうとしています。

今年も猛暑になるのでしょうか。

昨年に引き続き、今年も第2回目の奈良・町家の芸術祭HANARART(はならぁと)が開催されます!

今年の会場は、
五條新町御所市長柄郡山城下町八木札の辻田原本寺内町三輪、の6つのエリアとなります。(リンクから各地域の紹介をご覧いただけます)


町並みや、歴史も個性もさまざまな土地での開催です!奈良って広い!

HANARART 2012は大きく2つの柱で構成されています。

今年は新たな試みとして、
歴史的町家を使用した展示企画を行うキュレーターの公募による“HANARARTこあ”。

そして、現代美術作家や、それに限らず工芸、ワークショップ、パフォーマンスを幅広く一般参加者を募集する“HANARARTもあ”です。

現在キュレーターの募集は締め切りとなりましたが、
“もあ”の部門においては参加者を募集中です!

多くのみなさまのご参加をお待ちしております!


画像は先日キュレーター候補者の方々にご参加いただいた、各会場下見会の様子です。


























詳細はHANARARTホームページにてご確認ください。
HANARART 2012公式HP



ご質問などお問い合わせ先
奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会 事務局
mail:info_hanarart@yahoo.co.jp




*今年はNAP代表・野村ヨシノリがアートコーディネーターとして参加させていただいています。



今までトリリウムにて、NAPブログをお読みいただいたみなさま、ありがとうございました。

今後もNAPの活動は続きます!

どうぞよろしくお願いいたします。


NAPホームページ:http://nara-art-prom.com/

2012年5月15日火曜日

SJQサウンドインスタレーションA/O@南山城村 青い家

久し振りの投稿となります。
かなり間が空いてしまいました。。



まずはこちらをご覧下さい。(必見!)










今回は奈良県と京都府の県境に位置する南山城村で開かれた、
アーティスト・イン・レジデンス(AIR)
の取り組みをご紹介させていただきます。

梅の名所として名高い、奈良県月ヶ瀬村に隣接する南山城村。
向かう道中は、豊かな森林とのどかな里山の風景を堪能できます。
(ありきたりな記述ですがほんとにきれい)

元々大阪に拠点を置いていたGallery Denさんがこの土地に移り、
ギャラリースペースを構えたのがちょうど一年半ほど前。

そのGallery Denさんの併設するスペースとして、
AIR南山城村“青い家”は今年3月にこけら落としとなりました。

冒頭でご紹介させていただいた動画は、国内外でも注目を集める、
エクスペリメンタル・ジャズグループ、SJQによるサウンド・インスタレーションA/o

SJQは“AIR 南山城青い家”初の合宿を行い、その滞在期間中に録音された音源で、その土地、建物の要素を活かしたインスタレーション作品をオープニング企画として公開していました。

合宿中に自然発生的に生まれたこの空間の為の作品。


建物、空間、外の音、そしてこの場所にいるということをとても味わい深く感じることができました。


(*SJQ サウンドインスタレーションは2012年3月25日で終了しております。)







AIR南山城村“青い家”Gallery Den mymさんを中心に地元の方々を始め、奈良発の音楽裏方系ユニットsukima indutriesさんなど複数のメンバーによって運営されています。
今後予定されている企画のご案内、詳細、お問い合わせは下記リンクをご参照下さい。






SJQA/o

AIR南山城村“青い家

sukima indutries

Gallery Den mym


関連記事
Gallery Den mym 「小橋の図」








2012年1月17日火曜日

2012年のNAP

遅ればせながら、

新年がスタートして早くも一月も半ばとなりました。

お正月気分もすっかり抜け、いつのまにか昨年の続きの日々。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

昨年、奈良県はアートイベントが盛りだくさんの年となりました。

各イベントが県内外から多くのご来場をいただき、無事閉幕できましたこと、
参加作家のみなさま、そしていつもNAPの活動を見守っていただいている方々に
心より感謝申し上げます。

映像コテンパンダン展、HANARART(町家の芸術祭)、飛鳥アートプロジェクトと
3つのイベントが9月〜年末迄続き、
バタバタ病に冒されていた実行委員は
新しい年を迎えて、やっと振り返りの場を持つことが出来ました。

今年は来年の現代美術同時多発展NARA ART PROM 2013開催に向けて、
水面下で勉強、発掘、種蒔き、水やりをコツコツと積み重ねて行きます!

プレイベント等の開催については現時点では未定ですが、
またNAPホームページで色々随時お知らせ致します。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




NAPの活動にご興味を持っていただいた方、また作家の方、
下記迄ご連絡お待ちしております。

contact@nara-art-prom.com


お読みいただきありがとうございました。

2011年12月9日金曜日

季節×現代美術!(飛鳥アートプロジェクトより)

奈良県明日香村で開催中の飛鳥アートプロジェクト。


今回NAPが担当している高松塚古墳周辺地区は、
のどかな里山です。




展示された作品たちは、
自然の光や風に包まれ、
様々な表情を見せてくれています。











只今紅葉真っ盛り!

http://asuka-artproject.com/access

2011年11月23日水曜日

飛鳥アートプロジェクト、いよいよ明日開幕致します!

映像コテンパンダン展、町家の芸術祭HANARARTも無事閉幕し、
移り変わる季節とともに、自然のしつらえの魅力を堪能できる時期となりました。

いよいよ明日23日から、
奈良県明日香村を舞台とした飛鳥アートプロジェクトが開催となります。

 明日香村は奈良県の中央部に位置する村です。

飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されている事で知られています。

 今回奈良アートプロムは、高松塚古墳周辺地区のキュレーションを担当致します。
寒さと共に木々の色づきも深まる中、

現代美術作品と明日香村を堪能していただけるイベントです。


テーマは、

「飛鳥タイムトラベル!」





写真は招待作家、淀川テクニックさんの出展作品の手がかりです。


 全10組の作家が、この土地と向き合い制作された作品を展示。

是非ご来場ください!

(お越しの際はくれぐれも暖かい服装でお越し下さいませ♪)






















2011年10月26日水曜日

町家の芸術祭 開催中!

町家の芸術祭 HANARART ならまち地区、今週30日(日)迄開催しています。
普段解放していない町家に入ることのできる貴重な機会です。
是非散策の途中にお立ち寄り下さい。














@カイナラタクシー綿町ビル

NARA映像コテンパンダン展 in ならまち、回想録。
いよいよ20箇所目となりました。
最後にご紹介する会場は、
カイナラタクシー綿町ビルでの展示です。



昨年の奈良アートプロム2010でも展示会場となった、
NAPにとっても愛着のある建物。
今回はビル内全体を遮光して8作家10作品の上映となりました。



まずは1Fスペースから。





やまもとひさよ「La vie en Rose」
主に写真家として活動するやまもとひさよが挑戦した初の映像作品。ヌーベルバーグ的手法の影響下、パッチワーク的編集とコスプレで、自身が抱える種々のコンプレックスを吐露しつつ、2011年現在の等身大のセルフポートレイトになっている。







品川亮 「電柱男」
知り合いの雑誌編集者から、奇妙なビデオが送られてきた。東京湾岸に点在する「怪談スポット」を取材したときに、記録用として自ら撮影したものだという。
どう見ても奇妙なものが映っているので、今回はその知人の許可を得て、みなさまのお目にかけることにした。(品川亮/映画作家)






2Fスペース



大橋勝「Video Paintings」
3面の映像プロジェクションによる空間構成。
抽象と具象の間をゆらめく映像を変化する絵画に見立て、色彩とリズムの組み合わせを考慮した展示。一つのインスタレーションとして提示する作品。











前田剛志「七十二候」
七十二候とは1年を72の季節で表す方式で、各名称は気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっている。今回の作品では、「涼風至」「寒蝉鳴」「蒙霧升降」の3つの候を取り上げ、作家の手による立体造形と有機的なエレメントを組み合わせて映像化。小さなモニター3台によるインスタレーション。













吉岡俊直「道しるべ3 Guidepost 3」
コンピュータグラフィックと実写をミックスさせた観念的作風で知られる映像作家:吉岡俊直の最新作。あるマンションの部屋の中で、アルプスの山の様な白い物体が時間をかけて回転し続ける。常に「自然の脅威」を根底のテーマに据え制作して来た作者の、時機を得た、美しくも不思議な作品になっている。











平川祐樹「ささやきの奥に」
名古屋を拠点に活躍する平川祐樹の映像作品。都会に暮らす人間の不安や焦燥をテーマに、美しいモノクロームのシンボリックな場面が鑑賞者の目を奪う。
鑑賞者は映像の中に引きずり込まれ、過去も未来も不明確な、分断されてしまった物語の住人になり、不気味な予兆をそこに見いだす事になる。






3Fスペース



森村誠「冤罪 { en-zai } 」
「冤罪」(濡れ衣)の原因を、違った角度から捉えようと試みた作品。イギリスでの留学を機にコンセプチュアルな作品を多岐にわたり手がける作家の映像作品。







土屋貴史/TAKCOM  「With Rain」


    
インクの滴から始まる黒と白の世界が欲望を描き交錯する。



土屋貴史/TAKCOM「ulum」
現実とは似て非なる地球の風景が再構築され新たな時間や風景がたち現れる。




 
土屋貴史/TAKCOM「Pico」
生命を与えられた音と映像が織りなす有機的な世界を表現。


国際的に活躍する映像作家土屋貴史の3作品。いずれも哲学的な要素がちりばめられた映像作品。














約20年間放置状態だったこのレトロビル。
一棟まるごと現代美術作品が展示できる貴重な場所となっています。



昨年の展示の様子はこちらをご覧下さい。
http://nara-art-prom.blogspot.com/2010/10/blog-post_14.html

http://nara-art-prom.blogspot.com/2010/10/blog-post_23.html