2011年10月20日木曜日

@OKビル2F コミュニティルーム(NAP本部)

NARA映像コテンパンダン展 in ならまち、回想録。
続いてご紹介の会場は、OKビル2Fコミュティルーム。
もちいどの商店街の中央に位置しています。
昨年に引き続き、今回もNAPの本部としても使用させていただきました。

エスカレーターを上がると焼き肉屋さんや海鮮料理の店、小料理屋、アイスクリーム専門店に混じって多目的スペースとしてコミュニティルームがあります。
一見すると、地域の日常にとけ込んだ風情。

エントランス風景。
こちらでは2作家2作品を交互に上映しました。
Marco Mazzi (マルコ・マッツィ)「THE DAYS」

イタリア人である作家が日本で映画的手法で制作した最新作。
自動車事故で夫を亡くしたある女性が、夫の死後、彼が撮影していたビデオテープを見つけ、それがきっかけとなり 夫の死よって受けた痛みを乗り越えることになる。 生死を存在の連続として捉えられるようになっていく彼女の内面を、詩の引用と朗読を用いながら淡々と語る作品。

村上慧「引っ越しと定住を繰り返す生活」

2011年5〜6 月の1ヶ月間、発泡スチロールで作った小さな家を作者が自力で持ち運び、都内を歩きまわる。その日の寝場所を確保するために住民を巻き込み、「路上」生活を記録したロードムービー的映像。



両作品とも30分越の映像作品。にも関わらず、繰り返し観賞されている来場者が多くいらっしゃったのが印象的でした。